「俺はもう流石にちょっと無理ですよ、芸能系のことを喋るの」とあっさり拒否した。そして「一回、間を置きたいですね（笑）」と正直な心境を吐露し、周囲を笑わせていた。

「前日に毎回ニュース見て…」とレギュラーとしての苦労を振り返った田中だが、彼が担当していた金曜日は特にハードな曜日だったという。というのも前日の木曜日が『週刊文春』、金曜日当日が『FRYDAY』とスクープの多い週刊誌の発売日だったからだ。大きなニュースが投下されることが多いうえ、周囲の意見が固まらないうちに自らの意見を発信しなければならず、田中は「誰かの受け売りがやりづらい環境だった」と語る。実際に『バイキングMORE』では番組内の発言がしばしば“炎上”につながることも多く、「もうヒヤヒヤして。炎上するんじゃないかなって思って」とその日のコメントに頭を悩ませ続けていたことを明かした。

とはいえ田中は「ちょっと一回時間を置いて、またやりたいなって」とコメンテーターの仕事自体は否定していない。かつてバラエティ要素の強かった『バイキング』が『バイキングMORE』へと方向転換した過去を考えると『ポップUP！』の内容が変わっていく可能性も十分にあり、田中がレギュラーとして再登場することもあるかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　根岸奈央）