マドリードに到着したエリスさんたちは新しいチケットを取り直し、予定より5時間ほど遅れてロンドンに到着したそうだ。
それ以来、ライアンエアーとは連絡が取れなくなったため、なぜこのようなことが起こったのかはいまも分からないという。
エリスさんは「私たちはもちろん、客室乗務員も困惑していました。その日のうちに帰宅できましたが、どうしてこんなことになったのかは分かりません。バスに乗り間違えたのとはわけが違うんですから」と話す。
これを受け、ライアンエアーの広報担当者は今回の件について以下のように述べている。
「エリスさんとジェシーさんは、マルセイユからロンドン・スタンステッド空港行きの便に搭乗するための正しいゲートを通過したようです。しかしこの航空機に割り当てられた通路をたどらず、進入禁止エリアを横切り、誤ってマドリード行きの航空機に搭乗してしまいました。なおこの便は満席ではなかったため、お二人は元の便で予約していた座席を使用することができ、この時点で間違いに気づくことはありませんでした。」
「出発前にはすべてのフライトで最終目的地と到着予定時刻を知らせるアナウンスを行います。お二人は自分たちが乗る飛行機を間違えたことに気づくはずです。しかしそのことに気がついたのはマドリードに到着した後でした。お二人はその日のうちにマドリードからロンドン・スタンステッド空港に向かう便に搭乗することができましたが、正しいフライトに搭乗することはそれぞれの乗客の責任です。」
画像は『The Daily Star 2022年4月6日付「Brit couple slams Ryanair after budget airliner let them board wrong flight to Madrid」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)