このほど高所恐怖症の人々を恐怖で震え上がらせるような映像がマレーシアより届いた。作業員を乗せた高所作業用のゴンドラが強風に煽られ、まるで振り子のように大きく宙に揺られたのだ。ゴンドラは何度か窓ガラスに衝突した後に静止し、脱出した作業員たちに怪我はなかったという。『WORLD OF BUZZ』『SAYS』などが伝えた。
マレーシアのクアラルンプールにある地上48階建て高層ビル「TS Law Tower」で先月22日、高所作業用のゴンドラが強風に煽られて大きく傾いた。まるで振り子のように左右に大きく揺れるゴンドラの中には振り落とされまいと必死にしがみつく作業員2人の姿があり、その緊迫の様子が地上より撮影された。
この日、急激な天候の変化で大雨に見舞われた現場では、2人の作業員がビルの屋外で高所作業にあたっていた。映像の右下に映る旗が激しくはためく様子から、かなり強い風が吹いていたことが分かる。
ビルの上部からロープで吊られた細長い長方形のゴンドラには、手すりと床の間に1本の柵があるだけのようだ。このゴンドラに左右均等に2人の作業員がおり、必死に手すりにつかまっている姿をカメラが捉えている。
強風に煽られたゴンドラはくるくると回転してビルから大きく離れると、そのままゆっくりとビルの窓ガラスや梁へと衝突し、今度はビルの右側に大きく振り子のように振られていく。
そしてより遠く離れたゴンドラは、今度はまるで鐘をつくようにまっすぐと窓に突っ込んでいき、窓ガラスを粉々にした。この時、激しく揺れるゴンドラを支えていたのは数本のロープのみで、