ガイドは冷静に「大丈夫だ。心配ないよ」と男の子に話しかけていた。突然の衝撃にナマケモノの方も驚いたのか、少し前に進んだ後にゆっくりとカメラの方に視線を向けて男の子たちの姿を確認するような素振りを見せていた。
同パークのウェブサイトにはジップラインについての概要が記載されており、「時には周囲の木々に現れる3種類のサルやオオハシ、ハチドリそしてナマケモノを見ることもできます」と書かれている。しかしジップラインのロープ上にナマケモノが現れることは滅多にないようで、スタッフらも驚いていたという。
この動画が同パークのInstagramやFacebookで公開されると、「ジップラインのロープ上でナマケモノに会うなんて、すごい確率じゃない?」「私だったらハグしちゃうかも」「ぶつけられたナマケモノは可哀そうだけど、男の子のせいではないね」など驚きや羨望のコメントが多数届いた。
またコメントの中には「ナマケモノは大丈夫だった?」と心配の声も寄せられており、同パークのオーナーであるフラビオ・レイトン・ラモスさん(Flavio Leiton Ramos)は「男の子にもナマケモノにもケガはありませんでした」と無事を報告し、「あのあと、男の子とガイドはナマケモノがいなくなるまで15分ほどそのまま待機していました」と明かしている。
動画では男の子とナマケモノが勢いよく衝突してしまっているようにも見えるが、男の子はぶつかる直前にブレーキをかけてスピードを緩めることができたので両者は無事だったそうだ。
この男の子が滑る前にも7人が同じロープを使ってジップラインを楽しんでいたそうだが、ナマケモノの邪魔は入らずに滑ることができていたという。前に滑った人と男の子が滑り出した間隔はわずか30秒ほどで、その間にどこからかナマケモノがやって来てロープにしがみついたと推測されている。短時間でナマケモノがあの場所までどうやって移動できたのか、フラビオさんにも分からないそうだ。
画像は『GO ADVENTURE PARK 2022年3月15日付Instagram「Como cuando un perezoso hace Canopy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)