2月27日、「家の下にピューマがいる」という驚きの通報が届いた。この家の住民によると早朝から愛犬が外で騒がしく吠えており、愛犬が見つめる床下を懐中電灯で照らすと大きな牙をちらつかせながら威嚇する野生のピューマの姿があった。同地域は森林に囲まれた自然豊かな場所で、今年に入ってから既に17件以上のピューマの目撃情報があがっているという。『UPI.com』などが伝えている。
2月27日の午前7時半、米コロラド州北部ボルダー市に住む一家は、裏庭で愛犬が激しく吠える声で目を覚ました。何事かと裏庭へ向かうと、愛犬はデッキの下に向かって仕切りに吠えていたという。
近くで野生のアライグマをよく見かけるという住民は「またアライグマでも隠れているのかな?」と考え、眠い目をこすりながら懐中電灯でデッキの下を覗き込んでみた。すると懐中電灯が2つの光る目を捉え、床下に身を隠していたのは獰猛な野生のピューマと判明したのだ。
危険を感じた住民は、すぐさま「コロラド州公園・野生生物局(Colorado Parks and Wildlife 以下、CPW)」に連絡して助けを求めた。CPWの野生動物担当官タイラー・アスニカルさん(Tyler Asnicar)が現場に駆けつけてピューマに麻酔をかけると、午前10時には床下から引きずり出すことができた。
そして同日の午後1時、