エリザベス女王(95)が今年で即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を迎えたことを記念し、英版『VOGUE』の表紙を初めて飾った。ジョージ4世の王冠を被るアイコニックな写真は、1957年にマーガレット王女の元夫が撮影したものだ。
英版『VOGUE』オンライン版が現地時間23日、同誌4月号の表紙にエリザベス女王の写真が使用されることを伝えた。英時間29日に発売する特別版は、女王が今年で英国史上初のプラチナ・ジュビリーを迎えたことを記念したものだ。『VOGUE』編集部のアーカイブから厳選した写真を掲載し、女王の在位70年間にわたる王室と同誌の関係を振り返っている。
同号の表紙に選ばれたのは、故エディンバラ公フィリップ王配との結婚10年目にあたる1957年に撮影した、エリザベス女王のモノクロームショットだ。撮影は女王の妹マーガレット王女の元夫で写真家のスノードン卿によるもので、女王の頭上にはジョージ4世のために作られた王冠「ジョージ4世ステートダイアデム」が輝くアイコニックなポートレートだ。
ゴールドとシルバー素材にダイヤモンドとパールが配された王冠は「ダイアモンド・ダイアデム」の公式名でロイヤル・コレクション・トラストが管理している。
同誌編集長のエドワード・エニンフル氏は「私が数年前にファッションの多様性への貢献でOBE(大英帝国勲章、Order of the British Empire)を授与された時、私がそれを受け取るという決定が何を意味するのかを、慎重に考えた」と記した。
同氏はその意味について、