目尻や眉間、額などの皺に悩んでいる人にとって、メスを入れず気軽に受けられるボトックス注射は人気が高い。また小顔効果や多汗症の治療効果もあると言われ、最近はボトックスの施術を受ける若者も増えている。しかしその仕上がりは、注入量や打ち方、施術者の経験により大きな違いがあるようだ。アメリカ在住の女性が、TikTokに投稿したボトックス注入後の異様な顔の動画が注目されている。
米ユタ州ソルトレイクシティに住むレキシー・バイヤーズさん(Lexie Byers、当時21歳)は2020年10月、額の横皺が気になってメスを入れないプチ整形「ボトックス」の施術を受けた。
「ボトックス注射は皺だけでなく、頭痛にも効くと聞いてね。クリニックでは『薬剤をある程度まとめて購入するとお得になるわよ』と勧められ、まとめ買いをしたのよ」と当時を振り返るレキシーさん。ところが額の施術が終了すると、20単位(ユニット)分が余ってしまったという。
顔の部位にもよるが、ボトックスで使う薬剤は最低でも1回で10単位が必要で、レキシーさんは「私は若いから額の施術にそれほど多くのボトックスを使わなくて済んだの。余ったボトックスは友人とシェアすることができないし、次回の時のために保存しておくこともできないと言うので、その日のうちに別の部位に施術してもらうことにしたのよ」と明かすと、このように続けた。
「スタッフに20単位で効果がある顔の部位を聞いてみると、両顎のボトックスを勧められたの。エラの筋肉(咬筋)にボトックスを注入するとエラ張りが解消されてスリムになるだけでなく、歯ぎしりも改善すると聞いてね。これは私にぴったりだと思ったのよ。」
しかしレキシーさんは施術から1週間後、