病床で次第に弱っていく母親を見たオーストラリア在住の女性は、グッズを集めるほどディズニーキャラクター“バンビ(Bambi)”が大好きだった母親のために、最後の親孝行として本物の鹿と対面させることにした。サプライズで鹿を連れて病室へ向かうと、曇りがちだった母親の表情に笑顔が咲いたという。この瞬間を捉えた動画がネット上で公開されており、「なんて素敵な娘なの」といった声があがっていることを『Good News Network』などが伝えている。
豪メルボルン在住のリサ・マクドナルドさん(Lisa McDonald)は、緩和ケア病棟に入院している母親のもとへ妹とともに何度も面会に訪れていた。リサさんの母親は鹿がこの世で一番美しい生き物と考えており、ディズニーキャラクター“バンビ(Bambi)”が大好きだという。家には至るところにバンビのグッズがあり、入院中もベッドの中でバンビが描かれたTシャツを着るほどだった。
面会時には家族全員がバンビのTシャツを着ているそうで、リサさんは「これは私たちのケアユニフォームなんです」と話しており、母親を励ますために様々な工夫を行っていた。しかし次第に弱っていく母親を見て「最後にお母さんを笑顔にしてあげたい」と考えたリサさんは、本物の鹿と対面させる計画を思いついた。
早速このアイディアのために鹿を貸してくれる人がいないかと探し始めると、移動式の触れ合い動物園を経営しているクリスさん(Chris)とシモーネさん(Simone)というカップルを見つけた。
連絡を取り「鹿をお借りすることはできませんか?」と事情を話すと、