医師から切断手術しか選択肢がないことを告げられたという。
「あの頃は痛みに対処するために毎日モルヒネを服用していました。でもそのままでは人生を送ることはできません。医師から切断を提案された時、私は新たな人生を歩むチャンスだと思い迷わず同意しました。」
そんなローラさんは、その後の新たなキャリアとして夢だったモデルに挑戦することにしたそうだ。
「ずっと前から多様な障がい者モデルを起用している『Zebedee Management』に応募したいと思っていました。でも私は求められているタイプではないと思っていたんです。おかしな話ですが、杖を使っていた頃は自分は障がい者ではないと思っていたので応募するのをためらっていました。そして昨年、手術を受ける前に思い切って応募してみたらすぐに採用してもらえました。」
これまでロンドン交通局(Transport for London)やピザチェーン店「Papa John’s」などの広告に起用されたローラさんは、英国最大の医療慈善団体「Nuffield Health」の広告ではジムの設備を使ってウェイトトレーニングをしたり、ヨガのポーズにも挑戦したという。
そしてモデルとして活動するうちに好意的な反応も寄せられたようで、ローラさんはそのやりがいを次のように述べている。
「二車線道路を車で走っていると、私の看板が目に入ってきて思わず叫んでしまったことがあります。それに友達が広告の写真を撮って送ってくれるのですが、非現実的な感じがします。家族や友人が私のことを誇りに思ってくれることがとても嬉しいです。」
「人口の15%が障がい者でも、広告に出てくる人の15%が障がい者というわけではありません。しかし今では多様性を高める広告を積極的に使用しているブランドもあり、それはとても素晴らしいことだと思っています。Nuffield Healthの撮影では、私の他にもZebedee Managementに所属しているモデルが何人か参加していて、刺激的で素晴らしい人々に出会うことができました。まるで大家族のようにみんなが協力的で、本当に素敵な環境の中で仕事ができて楽しかったです。」
画像は『Lady firefox 2022年1月29日付Instagram「Felt cute last week in this outfit for a wholesome day out」、2021年4月7日付Instagram「Here I am, post surgery, freckles, under eye bags and all #nofilter」、2021年11月2日付Instagram「Go green!」、2021年10月25日付Instagram「On the weekend a guy walked past me in the street and said ‘get well soon’…」』『The Mirror 2022年2月9日付「Woman starts new modelling career after undergoing life-changing leg amputation surgery」(Image: Mercury Press & Media Ltd.)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)