膝下まで伸びた長い髪を持ち、“ラプンツェル”にたとえられることもあった8歳の女の子が「がんと闘う子供たちに自分の髪を寄付したい」と人生で初めてバッサリと髪を切った。温かい話題を『Hartlepool Mail』などが伝えている。
イギリス北東部ダラム州ショットンに住むエラ=ローズ・キッチングちゃん(Ella-Rose Kitching、8)は今月19日、約109センチ(43インチ)あった髪の毛をバッサリとカットした。
エラちゃんは「がんと闘う子供たちのために寄付したい」と自ら決断、病気の子供たちや若者にウィッグを提供する慈善団体「リトル・プリンセス・トラスト(Little Princess Trust)」に約76センチ(30インチ)の髪の束数本を寄付した。
エラちゃんの母ルイーズ・クラークさん(Louise Clark、34)は「私は娘の長い髪が大好きで『中学校を卒業するまで待てないかしら?』と説得したの。でも娘は『どうしても今、髪を切って寄付をしたい』と引かなかったわ」と明かす。
ダラム州シャーバーンで19日、美容師アデルさん(Adele)にハサミを入れてもらったエラちゃんは、肩から鎖骨くらいまでのミディアムヘアに大変身し「今までとは全く違うけど、とても気に入っているの。頭が軽くなったし、ヘアカットして良かったと思っているわ」と笑顔を見せ、このように続けた。
「私と同様、友達も病気の子供たちに髪を寄付することを知ると喜んでくれたわ。がんで髪の毛を失った子はたくさんいるし、髪の毛が必要でしょう。だから私はずっと自分の髪を寄付したいと思っていたの。素敵なことに使われるというのは、とてもワクワクするし大切なことよね!」
実はリトル・プリンセス・トラストに髪を寄付することはエラちゃんが自ら言い出したそうで、