限られたスペースと設備の中で素晴らしい仕事を成し遂げた医師らを称えている。
介助にあたったアンサ=アドー医師は「機内アナウンスを聞いた時は誰かが心臓発作を起こしたか、胃痛か…そんなことだろうと思ったのですが、出産と聞いて驚きました。実際に目の前で起きていることが信じられず、冷静を保つよう努力しました」と明かし、赤ちゃんを取り上げたことについて感慨深そうにこのように語った。
「私が医師になろうと思ったのは人を助けるため。機内には私以外の医師はおらず、女性は明らかに助けを必要としていました。人の人生を大きく変えることができる医学というのは、こういうことを言うのでしょうね。」
なおアメリカで医師免許を取得する場合、4年制大学と4年間のメディカルスクールを修了後に医師国家試験を受け、試験に合格して初めて研修医(レジデント)になることができる。
ちなみに飛行機は赤ちゃん誕生から約2時間後に無事到着し、親子は救急隊員らに迎えられ、ユナイテッド航空からお祝いのバルーンやカードが贈られた。GGさんはガーナ出身、ニューヨーク在住で、出産後に「私を助けてくれたユナイテッド航空のクルー、医師、看護師に感謝しています」と述べており、母子ともに順調ということだ。
画像は『Tuko.co.ke 2022年2月3日付「Meet Stephen Ansah-Addo: The Ghanaian Doctor who Delivered Baby Boy Onboard Plane to US」(Nancy Adobea Anane)、2022年2月1日付「Flight Baby: United Airlines Crew Help Deliver Newborn on Flight to Washington」(Photo credits: United Airlines)』『FOX 2 Detroit 2022年2月2日付「University of Michigan doctor helps deliver baby aboard international flight」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)