「これどこまで(言っていいのか)…ストップかけてくださいね」と司会者に声をかけたものの「あの~、うーんとね、その~」と話を進められず。そこで「キーワードでも」と提案された藤原は「キーワードは“イチジク”と“渡辺大知くん”」と明かして、「まずいこと言いましたか?」と周りに確認した。同作では藤原演じる圭太がイチジクを生産していて、渡辺大知は圭太に殺される出所したての凶悪犯を演じている。続く松山ケンイチは「一言で言うと『竜也さん、悪いっすね』…以上です」と隣の藤原をじっと見つめた。
藤原は「僕とマツケンと神ちゃん(神木隆之介)が死体を埋めるところから物語が始まりますから、なかなか目にしていないような映画になっていると思う。難しいですよね…僕も観て面白かったです。ノイズという意味、イチジクという意味、すごくいい映画だと思います」と言葉を選びながら説明。2人と同じく死体隠しに手を染める新米警察官・守屋真一郎役の神木隆之介は「(これから映画を観る)皆さんは共犯者になるんですよ。関わってしまったらみんな共犯者です」と言い切ると、「えっ、ダメだった? 今の…」とこちらも周りに確認するという行動を見せた。
そんなキャスト陣に司会者が「みんなネタバレしないかドキドキするのはやめていただけますか」と呼びかけたが、死体を隠す3人を追い詰める永瀬正敏演じるベテラン刑事とタッグを組んだ刑事役の伊藤歩も、映画について語り始め「これ言っちゃいけないやつだ…」とハッと気づくと、廣木隆一監督や共演者たちから「危ない」と口々に言われて「ごめんなさい」と苦笑いして口をつぐんだ。
ブレミアイベントでは藤原竜也がハンカチで顔の汗を拭う場面が何回か見られ、藤原演じる圭太の妻役の黒木華が「すごい汗かいてますけど…暑いですよね」と気遣った。
他にも「これはネタバレじゃないですね?」「このような表現なら大丈夫ですか?」など終始ネタバレしないかヒヤヒヤしながらコメントした登壇者たち。語りたいけど語れないというジレンマに実にやりにくそうだった。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)