ウズベキスタンの首都タシケントにある動物園で今月28日、母親が3歳の娘をクマの囲いの中に投げ入れた。女児はスタッフに助けられ命に別状はなかったものの、母親は殺人未遂で逮捕されている。『The Sun』などが伝えた。
母親が3歳の娘を投げ入れたのはオスのヒグマ“ズズ(Zuzu)” の囲いの中で、女児は柵の反対側にある5メートル下の溝に頭から落下した。
動物園のスポークスマンによると、母親は近くにいた来園客やスタッフが止めようとするのを振り切って異常な行動に出たそうで、当時の様子をこのように説明した。
「ズズは金属製の柵の反対側から、親子の様子を見ていました。そして女児が溝に転落すると、立ち上がってゆっくりと溝に近づき、女児の匂いを嗅ぐとその場から去っていきました。」
「飼育係はズズを囲いの中にある施設に誘い出し、その間に別のスタッフが女児を助け出しました。」
「もしズズが女児を獲物と捉えて反応していたら…と考えただけでも恐ろしい話ですが、幸いなことにヒグマの牙や爪などによってできた傷はひとつもありませんでした。」
女児は5メートルの高さから落下したことによる脳震とうと診断され、