29歳の娘が5歳の時に制作した紙のネクタイを、父が娘の結婚式で身につけた。父は24年前に交わした約束をサプライズで果たし、花嫁の頬は涙で濡れていたという。父娘の温かいニュースを『Metro』などが伝えている。
今から24年前の父の日のこと、米ウィスコンシン州アップルトン出身のミーガン・ベッカー=タウンズさん(Megan Becker-Towns、29)は、父グレンさん(Glenn)に手製のネクタイをプレゼントした。
ネクタイは1997年に通っていた美術教室で制作したもので、ミーガンさんは黄色い紙にオレンジや緑、茶色のクレヨンで縞の模様を描き、長持ちするようにとラミネート加工を施していた。
ミーガンさんは「ネクタイは大好きな父のために一生懸命作ったものでね。誇らしい気持ちいっぱいで父に手渡したの。すると父はそのネクタイをすっかり気に入って、私にこう言ったわ。『このネクタイはずっと取っておいて、結婚式の日につけることにするよ』とね」と当時を振り返り、このように続けた。
「父はその後、ネクタイを自室の家族写真の隣にあった鏡に縛りつけていたの。幼い頃の私はそれを見るたびに嬉しくて仕方なかったけど、ティーンエイジャーになってもずっと同じ場所に飾られていた。さすがに埃をかぶっていたし、『いつまであのままにしておくつもりなのかしら』なんて思っていたのよ。」
ところが2018年にグレンさんと妻ジャネットさん(Jeannett)は転居し、