そのボケを瞬時に処理する芝の技量の高さを絶賛した。
NSC東京校出身の芝は4組、スクールJCA出身のともしげは9組のコンビ解散を経て2009年にモグライダーを結成した。当時の芝はボケ担当で同期から声をかけられコンビを組むも長続きせず、お笑いの世界から離れていた時期もあったという。ともしげは相方が作ってくるネタの台本が読めず、趣旨が理解できないまま舞台に上がるので上手くいかず、コンビ仲も悪くなり解散―の繰り返しだった。そこに相方を探していた芝と当時フリーだったともしげは、ライブ関係者の仲介によりコンビを組むこととなる。何よりともしげが嬉しかったのは、自分がセリフを間違えても全く怒らず、芝はそれをネタにして笑いに変えてくれることであった。
1980年代生まれの2人はとんねるずやダウンタウンを見て育ってきた世代だが、芝が憧れているのは“今田耕司”だという。母親が今田のファンだったこともあり、彼の「全部乗るし、全部拾う」「相手をオイシくもしてくれるし、何なら最後は自分が持っていくこともできる」という高いトーク力にいつも注目しながら見ていたらしい。一方のともしげは中学生の頃からいじられキャラだったのだが、面白い返しができずいつも泣いていたと話す。すると友達からお笑い番組を見ることを勧められ、この頃に大好きになったのが明石家さんまだった。ともしげはさんまが好みそうなキャラなので、彼のトーク番組に呼ばれる日はそう遠くはないだろう。ぜひ本人の前で“明石家さんま愛”を伝えて欲しいものだ。
画像は『モグライダーともしげ 2021年12月5日付Twitter「【モグライダー12月】」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)