ふとコッカー・スパニエルの愛犬“バーニー(Barney、1)”が疑わしい動きをしていることに気付いた。
悪い予感がしたジェインさんが裏庭へ向かうと、信じがたい事実が判明した。
「裏庭に行くと、芝生に入れ歯を入れる小さなプラスチックの容器があったんです。容器は噛まれていて、中身が空っぽでした。」
「バーニーが中にあった入れ歯を飲み込んでしまったとしか考えられません。バーニーは以前からこういうことをする恐ろしい子で、今まで全てのヘアブラシを口にしてきたくらいですよ。」
犬が入れ歯を飲み込むなど通常なら考えにくい。しかしバーニーは何でも食べてしまう癖があるといい、さらに部分入れ歯だったことでサイズが小さく、バーニーが飲み込んでしまったと考えるのが妥当だった。
ショックを受けたジェインさんだったが、新しい入れ歯を作ればいいと考えて早速歯科医院へ向かった。ところが新しい入れ歯を作るのに11月末まで待つ必要があり、約1か月も前歯のない歯抜けの状態で過ごさなければならなくなってしまった。
ジェインさんは「友人から『待っていたら、バーニーがウンチと一緒に入れ歯を出すんじゃない?』と言われましたが、その入れ歯を装着すると思います?」と笑って話す。
そんなジェインさんだが、2017年にがんと診断され、片方の乳房を切除したそうだ。ジェインさんは「化学療法を受ける前に髪の毛を全て剃り、胸も失ってしまいました。今は前歯もないんですよ。気をつけていないと、私の体はあまり残らないかもしれないですね」と冗談めかして語った。
辛い経験をしてきたジェインさんだが、入れ歯を食べられてしまったことについては笑い話にすることを決めた様子だ。
「多くの人がパンデミックのせいで大変なことになっているのだから、私は落ち込まないようにしようと決めました。そしてこの話をすることによって他の人が笑顔になるのなら、それは良いことですよね。」
「いずれにしても、コロナのおかげで今はみんなマスクをしています。だから私の前歯がないことについて気付く人はそう多くないと思いますね。」
画像は『WalesOnline 2021年10月25日付「Mum wakes up after night at the pub to find her dog has eaten her false teeth」(Image: John Myers)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)