現在では野生化し川岸などを中心に広い範囲で生育している。樹液が皮膚についたまま太陽光や紫外線を浴びると火傷のような症状を引き起こし、目に入ると失明する恐れもあるという。
クリスティーナさんは7月23日、エイボン川に沿ってストラトフォードの町の中心部に向かう公道を歩いている時に「ジャイアント・ホグウィード」に遭遇したが、翌朝に目を覚ますまで自分の手や指、首、背中、足が腫れて水ぶくれができていることに気づかなかったそうだ。
その後、ウォリック病院(Warwick Hospital)へ行き、専門的な治療のためバーミンガムのクイーン・エリザベス病院(Queen Elizabeth Hospital)に転院した。
それから3か月経った今も痛みが消えず、歩くことや手を使うこともほとんどできないというクリスティーナさんは「ジャイアント・ホグウィード」の危険性についてこう述べている。
「毎日痛くて手がまともに使えません。この植物はとても危険だということを多くの人に知ってもらいたいです。この植物は背の高い茎の先に小さな白い花がたくさんついていますが、もし私ではなく子どもが触っていたらもっと大変なことになっていたかもしれません。」
続けて「公共の場に自生させるべき植物ではありません。もし自生していても、人々がそれに近づかないように知らせるべきです」と訴え、ストラトフォード地区議会に苦情を申し立てた。
現在調査中のため議会はコメントを控えているが、世間からは「駅の外や高速道路で見かけることもあります。土地所有者にこのような植物の処理を義務付ける法律があってもいいのでは?」「彼女は議会から賠償金を受け取るべき。議会は撤去を確認する責任があります」といった声があがっているようだ。
画像は『Mancester Evening News 2021年10月22日付「Dog walker’s face swelled to twice its size after she brushed against toxic plant」(Image: Christina Sabine / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)