南アフリカのボックスバーグにある保育園で、保育士が庭で遊ぶ園児たちを見守っていたところ、その視線の先にホワイトタイガーがいた。外来種をペットにするのは「自由がなくかわいそうだ」という意見もあるが、規則を守っていればホワイトタイガーを飼うことは違法ではないというのが現実だ。近隣と飼い主の間で火花が散っていることを『TimesLIVE』などが伝えている。
ホワイトタイガーがペットとして飼われていることは、9月末に保育園の庭を見つめるホワイトタイガーが目撃されたことから明らかになった。その日以来、保育園では園児を庭で遊ばせることをやめた。
このホワイトタイガーの飼い主は保育園の隣に住むマシュー・クルーガーさん(Matthew Kruger)とアネリーン・クルーガーさん(Anneline Kruger)で、ソーシャルメディア「TikTok」にもホワイトタイガーの様子を投稿していた。どうやら2頭のホワイトタイガーがいるようで、広大な庭で2頭がじゃれ合ったり、ジャングルジムで遊んだり、プールで遊んでいる。またお風呂で洗ったり、飼い主とベッドで一緒に寝ているところも見られる。さらに彼らの投稿によると、ホワイトタイガーだけでなく外来種と思われるサルも飼っているようだ。
問題なのは彼らの家が、保育園の横にあることだ。保育園の関係者は『TimesLIVE』の取材に対して「隣家のフェンスは飛び越えることが可能な高さで、うちにジャンプしなかったとしても他の家に入り込むかもしれない。向かいには老人ホームもあり、この通りだけで学校が4か所ある。このエリアに暮らす人々にとって非常に危険な場所になってしまった」と語っている。さらにこの件を保護者に伝えたところ、我が子を休ませる親が増えてしまったため、経営に打撃を受けているという。
動物愛護団体「SPCA」では「外来種や野生動物をペットとするべきではない」と主張しているが、