消防士が「人生で1回遭遇するかしないかの大規模な火災」と表現するほどの現場にいた1匹の猫は、幸運にも大きなケガをすることなく救出された。さらには救助した消防士の1人に引き取られ、現在は幸せに過ごしているという。『Daily Paws』などが伝えた。
米フロリダ州オーランドにある動物福祉団体「Pet Alliance of Greater Orlando」で今月15日夜、大規模な火災が発生し同州オレンジ郡の消防隊が駆けつけた。
建物は約20~30フィート(約6メートル~9メートル)もの高さの火柱を上げて激しく燃えており、何台もの消防車が出動して懸命な消火活動が行われた。
消火活動にあたった数十人のうち、最初に駆けつけた消防隊員の1人ブレット・マネリさん(Brett Maneri)は大方の消火を終えると、内部を完全に鎮火するため建物の中に入った。
そこで逃げ遅れた猫たちがいることに気付き、すぐに救助活動を開始した。ブレットさんは当時のことを「そこにいた猫は、まるで幽霊でも見たかのようにみんな呆然として固まっていました。動物を助けるはずの場所でこのようなことが起こるとは、本当に悲痛な思いです」と振り返っている。
ブレットさんは他の隊員と共に、屋根の崩れた部屋で妊娠していた猫を含む3匹の猫を発見した。うち2匹は非常に危険な状態だったが、残りの1匹は酷い状況だったにもかかわらず驚くほど元気だったそうだ。
この猫は特に激しく燃えていた場所にいたが、