今月5日夜、大通りを運転していたフードデリバリードライバーの目の前にオムツ姿で道路を横断する2歳男児が現れた。驚いたドライバーだったが、すぐに車から降りると周囲の車を停めて無事に男児を救出したという。ドライバーの勇敢で素早い対応には称賛の声が相次いでいる。『CBS Los Angeles』などが伝えた。
米カリフォルニア州ロサンゼルス市郊外のヴァンナイズ地区にあるバーバンク・ブールバードという大通りを運転していたガーソン・タヴァレスさん(Gerson Tavares)は当時フードデリバリーを行っており、その日は最後の注文のために車を走らせていた。
すっかり日は沈んで車のライトや街頭だけが光る中、ガーソンさんは自分の車の目の前をオムツ姿の男児が1人で走って横切るのを目にした。何台もの車が行き交う大通りを幼児が1人でいるとは思わなかったガーソンさんは、驚きながらも幼児を助けるべくすぐ行動に移した。
当時の様子をガーソンさんのドライブレコーダーが捉えており、右側からオムツ姿の男児がフラフラと歩きながら車の目の前に現れている。
ガーソンさんはゆっくりとスピードを落として車を停めており、近くにいた周囲の車も男児に気付いてハザードランプを点灯させながら車を停車させた。男児は振り返ってガーソンさんの車を一瞥したが、気にも留めない様子で複数車線の道路を横断するように走り去ってしまった。
その直後、画面左側より走って男児を追いかけるガーソンさんの姿が映っており、ここで映像は終わっているが、ガーソンさんは無事に男児を捕まえて保護することができた。
「とにかく走りましたよ。他のドライバーは男の子の姿に気付かないかもしれないと思い、もし自分が車線から出たら気付いてもらえるかと思いました。」
そのように当時を振り返るガーソンさんは、