「言葉が出ません…」と驚きながらこのように明かした。
「私たちがテストに通過したのはその日の昼間で、捜索の要請があったのは夜の8時くらいでした。」
「オリーはプレッシャーにも負けず本当によくやってくれました。間違いなく普段とは違う何かを感じていたのでしょう。そこには知らない人たちがいて、私からアドレナリンが出ているのを感じ取ったのだと思います。昼間のテストで長い時間をかけて捜索していたにもかかわらず、本当に頑張ってくれました。」
サーチドッグサセックスのウェブサイトによると、ローランドレスキューの捜索救助犬になるには3つの資格のレベルがあり、オリーが該当するレベル2では犬とトレーナーが2キロの道とその両側25メートルの範囲の捜索を60分以内にクリアしなければならず、2年ごとに再評価が必要だという。
またチームが捜索する行方不明者は、認知症患者や精神疾患を抱える人などが多いこともあり、犬がこれまでに出会ったことのない人の匂いも嗅ぎ分けることができるよう訓練されているそうだ。
サーチドッグサセックスの副会長であるダレン・イーツ氏(Darren Yeates)は「我々はローランドレスキューのチームメンバーとして、緊急時の捜索・救助活動を行う慈善団体です。サセックス警察をはじめ、イギリス国内の警察に国家資格を有する捜索犬チームを提供し、365日24時間体制で活動しています。このチームはボランティアで成り立っており、犬と一緒に一定のトレーニングを受け、運用資格を得るためには厳しい基準を満たさなければなりません。ほとんどのメンバーはフルタイムの仕事と両立しながら活動しています。私たちはこのチームのメンバーを心から誇りに思っています」と語っている。
画像は『The Mirror 2021年9月21日付「Hero dog helps find missing person just hours after qualifying as rescue pooch」(Image: Just Giving/Sussex Search and Rescue)』『SDOllie 2021年9月20日付Twitter「That’s me」「Well after 7 1/2 hours of being qualified we got our first call out with @sussexsar and @sussex_police down in Lewes」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)