同地域で俳優として活躍するローリー・マクソリーさん(Ruairí McSorley、24)と判明した。ローリーさんは同ビーチから約9キロ離れたマックラモア・ロックという場所に向かって1人で遠泳に挑戦していたという。
ローリーさんは2015年、当時10代だった時に大寒波が襲った中を制服姿で歩いて通学するインタビュー映像で「すぐ凍傷になっちゃうだろうね」とユーモア溢れる回答をしたことで、時の人になったことがある。
今回の救助についてローリーさんは「救助してくれた人たちは非常にプロフェッショナルで素晴らしかった。彼らは有給の医者や救急隊ではないんだ。ボランティアだなんて本当に信じられないです」と称賛のコメントを送っている。
遭難中にイルカに囲まれていたことに関してはこのように振り返った。
「水の中に黒い尾が見えましたが、それがイルカなのかサメなのか分かりませんでした。海に入る前にググっておけばよかったなと思いましたが、それはただのイルカでした。」
「イルカは人を傷つけることは無いでしょうし、一緒にいることは何の問題もありませんでした。ただ私の周りを泳いでいましたが、どちらかと言えば私のことを助けようとしてくれていたのかもしれませんね。」
また自身の体調については「少し熱が出たのと膝の裏が少し痛みますが、100%大丈夫です。腎臓を治療する必要がありますが深刻なものではありません。長期的なダメージはありませんよ」と問題はないことを明かした。
続けて「正直、みんなが今回のことにパニックになっていることが一番のストレスになっていますよ。私はただ海に飛び込んで、灯台が見えたのでそこに向かって泳いでいただけなんです。こんなにおおごとになるなら、最初からやらなかったよ」と飄々と話しており、救助された際には「(救助の)費用は払わなくて大丈夫だよね?」と冗談を言っていたという。
タフでワイルドなローリーさんのニュースは、地元メディアで再び大きな話題を呼んでおり、「イルカはサメからローリーさんを守っていたのかも」「『キャスト・アウェイ』(映画)みたいな話だ」「これは伝説だ」など驚きの声が続出している。
画像は『Independent.ie 2021年8月25日付「Star of ‘you wouldn’t be long getting frostbit’ video revealed to be swimmer saved 4km out at sea」、2021年8月24日付「‘None of us can believe he survived’ – pod of dolphins surrounded swimmer stranded at sea for 12 hours」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)