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writer : ac

【海外発!Breaking News】皮膚の痛みと蠢く感触、南米旅行後の女性が寄生虫に感染(米)

幼虫6匹を摘出した。女性は手術から1週間後には症状が70%ほど改善され、順調に回復しているという。

皮膚の一部が赤く隆起した女性(画像は『7NEWS 2021年8月14日付「Woman’s ‘mosquito bites’ turn out to be parasite larvae burrowed into back」(Credit: New England Journal of Medicine)』のスクリーンショット)

なおヒトヒフバエの幼虫は大気中の酸素を必要とするため、寄生する皮膚には呼吸のための開口部が存在する。中南米の人々が幼虫を駆除する時はワセリンやマニキュア液、ベーコンなどを使ってこの開口部を閉塞し、幼虫を窒息させてピンセットなどでつまみ出すことが多いそうだ。

ちなみにポーランド出身で米ハーバード大学で活躍する昆虫学者ピオトル・ナスクレンスキー氏(Piotr Naskrecki)は2014年、中米ベリーズの熱帯雨林でカエルの写真を撮っていた時に蚊に刺され、皮膚蝿蛆症を発症した。驚くことにピオトル氏は、1週間後に生き残った幼虫3匹のうち特に患部の痛みが激しかった1匹は摘出したものの、残りの2匹はそのまま寄生させて観察を続けたそうだ。ただし幼虫が這い出して来るまでには10週間を要したという。

画像2、3枚目は『7NEWS 2021年8月14日付「Woman’s ‘mosquito bites’ turn out to be parasite larvae burrowed into back」(Credit: New England Journal of Medicine)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

摘出されたヒトヒフバエの幼虫(画像は『7NEWS 2021年8月14日付「Woman’s ‘mosquito bites’ turn out to be parasite larvae burrowed into back」(Credit: New England Journal of Medicine)』のスクリーンショット)

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