余命1年半のがん患者を装い、同僚や家族を騙し、同僚が集めた寄付金でディズニーランド・パリへの旅行を謳歌した女に対して、このほど懲役15か月の判決が下された。『Hull Daily Mail』などが伝えている。
この卑劣な嘘をついた女は、英ハル在住のステファン・ハンター(Stephanie Hunter、32歳)である。
ハンターは電話セールスの会社に勤めていたが2016年、上司に肺がんのために手術が必要であると告げた。その後、手術の経過が思わしくなく3か月の化学療法が必要になったと申告した。彼女はさらに嘘を重ね、がんが首と右の肺にも転移し、脳に4つの腫瘍ができて治療法がなく、余命が1年半であると告げたという。
2017年1月に会社の給与課に復職のため退院したと伝えたが、がん患者のふりをするために髪を剃り、スカーフを巻いていた。
ハンターのことを気の毒に思った同僚は、13歳、9歳、8歳の3人の子供たちを最後にディズニーランド・パリへ連れていきたいと願う彼女のために募金活動を行い、10,446ポンド(約158万円)もの寄付金を集めた。ハンターにプレゼントされた旅行はユーロスターのファーストクラスで移動し、5つ星ホテルに滞在するという非常に豪華なものであった。
またハンターは夫ジェイミー・ウィルキンソンさん(Jamie Wilkinson)をも騙すため、