木の枝が伸びていた痕跡である節。最近は節を生かして作られたオリジナリティ溢れる家具もよく見かけるが、ユニークすぎる節は好き嫌いが分かれるようだ。『Metro』『Birmingham Mail』などが伝えている。
サミュエル・モーズリーさん(Samuel Moseley)とリース・シャッケル=ヨークさん(Rhys Shackell-York)は、英ウェスト・ミッドランズ州オールドベリーにあるオーダーメイドのダイニングテーブル専門店「グレイン&フレイム(Grain and Frame)」を経営している。
ある日のこと、2人は注文されたパイン材のダイニングテーブルを顧客の家で組み立てていて、テーブルの表面にユニークな形の節があることに気付いた。
長さが8センチ弱の茶色の節はテーブルの端に位置しており、形が男性の局部にそっくりで、顧客は「ディナーの席でゲストが局部の柄を目にするというのはいかがなものか。これは故意に彫り刻んだのではないか?」と言って商品の引き取りを拒否した。こうして約95000円(624ポンド)の価値があるテーブルは行くあてがなくなってしまった。
そこで2人が考えたのは慈善事業を目的としたくじ引き(ラッフル)で、希望者に1枚約305円(2ポンド)でチケットを販売し、抽選のうえ当選者にこのダイニングテーブルをプレゼントすることにした。
集まったお金は精巣がん、前立腺がん、陰茎がんなどの研究や患者のサポートなどを行う慈善団体「オーキッド(Orchid)」に寄付されることになっており、