なんと穴は立派な部屋へと変貌を遂げていた。
深い場所へと続く階段で下へ降りると、イスが置かれた小さな空間に繋がっている。そこには延長コードに繋がれたスピーカーなどが置かれ、自宅から電気を引いているようだ。
さらにその奥にはもう1つの部屋があり、そこにはソファーやシングルベッドまでもが設置されている。他にも棚や暖房機能、コートラックまで用意されていると言い、狭いながらも充実した設備が備え付けられていた。天井や棚の上はアーチ状になっており、細部までこだわったことがうかがえる。
さらにこの部屋ではWi-Fiも使えると言い、友人を招いて中でお酒を楽しむこともあるそうだ。
アンドレスさんは「最初の3年間は、どれだけ深く掘れるのかということだけを考えて掘り進めていました」と明かす。その後、ある程度の深さまで掘ると「ここで生活できる部屋を作れるんじゃないか?」と思い付いたという。
掘り進めるうちに大きな岩にぶつかって行き詰まったこともあったが、そうした障害物を避けていくうちに部屋のレイアウトが決まっていったそうだ。
また掘削当初は手で掘った土を運んでいたが、効率を考えたアンドレスさんは滑車を使って地上まで土砂を運ぶ設備や、それを遠くまで運ぶレールまで作り上げていた。
これだけの規模の地下空間を作り出したアンドレスさんは「6年間続けてきたこのプロジェクトに後悔はしていませんよ。困難にぶつかることもありましたが、作り上げたものを気に入っていますしね。僕がこの作業に夢中になれたのは、終わりがないからだと思います。今度はジャグジーでも作ってみようかな」と明かしており、引き続き地下の部屋は大きくなっていくようだ。
ネット上では「これはすごい。仕事になるレベルだよ」「怒りを抑えるための方法としても素晴らしいね」と驚嘆の声があがっている。その一方で「雨が降ったらどうなるんだろう」「突然崩れた入りしないのかな」と安全性を心配する声も見受けられた。
Actualización de vídeo tour ;) pic.twitter.com/WunheXkwUt
— Kokomo (@andresiko_16) May 23, 2021
画像は『Insider 2021年5月29日付「An angry teenager spent 6 years digging a hole after getting into a fight with his mom. Videos show how he transformed the dusty pit into an underground home.」(@andresiko_16)』『Kokomo 2021年5月24日付Twitter「Actualización de vídeo tour」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)