このほどアメリカで、幼い子供2人が無残にも母親に殺害される事件が起きた。日本人とみられる母親は離婚の末、日本に戻るための費用をめぐり夫と諍いを起こした後、幼い2人に手をかけてしまったようだ。しかし母親は殺害したこと自体覚えていないという。『ABC15 Arizona』『New York Post』などが伝えている。
米アリゾナ州マリコパ郡テンピにあるアパートの一室で、現地時間15日に9歳の女児と7歳の男児の幼い姉弟が殺害される痛ましい事件が起きた。
テンピ警察によると同日午前7時過ぎ頃、姉弟の母親である日系人のユイ・イノウエ(Yui Inoue、40)が署に自首し我が子2人に手をかけたことを打ち明けたそうだ。警察がイノウエの供述をもとにアパートへ向かうと、そこには既に息絶えた姉弟の姿があった。
その後の警察の調べにより、イノウエはこの日の午前0時半頃に夫と諍いを起こして警察が介入したことが分かっている。この時は誰も逮捕されることはなく、子供たちもベッドで就寝していたそうだ。また夫婦は今年4月に離婚申請書を提出しており、家庭内で別居生活を送っていた。
夫の話によると、イノウエとは日本に戻るための費用をめぐって口論になり、イノウエが「刺す」と脅して来たために夫は午前3時頃にアパートを出て車内で一晩過ごすことにしたそうだ。就寝中の子供たち2人にイノウエが危害をくわえるとは微塵にも思っていなかったという。
逮捕されたイノウエは日本語の通訳を通して、