このほどイギリスの一部の地域で、真夜中に停電するという事態が発生した。これは高さ10メートルの電柱に登ってしまった猫を救出するため、一時的に送電を停止したことが理由だった。猫は一日中電柱の上で過ごしていたそうで、無事に救出され飼い主一家は安堵したという。『Gloucestershire Live』などが伝えた。
今回事件が発生したのは、英グロスターシャー州ストウ=オン=ザ=ウォルドという村で今月22日のことだった。
その日、同地域在住のベリティー・エドワーズ=フラハティさん(Verity Edwards-Flaherty、37)の愛猫“グリフィンドール(Gryffyndor、1)”がいつも置いてあるエサを全く食べていなかったという。行方不明になってしまったと思ったベリティーさんは、息子のコナー君(Connor、10)と一緒にグリフィンドールを捜していた。
そして午後8時半頃、コナー君が電柱の上でグリフィンドールの姿を見つけたとベリティーさんに報告した。この話を聞いたベリティーさんは「はしごを使って救出するしかないかな」と状況を軽く考えていたという。
だが問題の電柱を見に行くと、グリフィンドールは高さ10メートルもある電柱の一番上にいたのだ。
さすがに自分たちだけで救出するのは無理だと思ったベリティーさんが、近所に住む元消防士に相談すると、自分たちで救出するのは危険だとアドバイスされ消防隊に通報することにした。
グリフィンドールを発見してから約2時間後に消防隊が到着し、