高校生リレーにてゴール直前で歓声が沸き大盛り上がりしていたが、その歓声は走者ではなくレースに乱入した1匹の犬に向けられたものだった。犬は目を見張る速さで疾走し、他の選手を置き去りにして先頭を走る選手に追い付くと、最終的には1位でゴールを駆け抜けたという。『KSL News』などが伝えている。
犬が乱入してしまったのは、米ユタ州にあるローガン・ハイスクールで今月17日に開催されていた800メートルリレーでのことだ。
当時リレーは各チームの最終走者が走り出し、レースは終盤に差し掛かっていた。陸上トラック真横の芝生に飼い主と一緒にいた犬の“ホーリー(Holly)”は、何度も自分の前を走り抜ける選手たちを見て気持ちが高まってしまったようで、飼い主の手から離れて駆け出してしまったのだ。
その様子が動画で捉えられており、YouTube上で大きな話題を呼んだ。最終走者がコーナーを曲がっている時、近くの芝生にいたホーリーは陸上トラックに飛び出し、3人の選手を一気に追い抜いた。
その後、先頭で最後の直線を走っていたグレイシー・レイニーさん(Gracie Laney)を猛追してその距離を瞬く間に縮め、グレイシーさんに追い付くとスピードを落として並走し始めた。
そしてゴールが近づくと、ホーリーはグレイシーさんを追い抜き1位でゴールラインを駆け抜けた。観客たちはそれまで普通に観戦していたが、