このほどオーストラリアで、サーカス団から『セサミストリート』のキャラクター“ビッグバード”の着ぐるみが盗まれるという事件が発生した。黄色く目立つ色で2メートルを超す大きな着ぐるみを盗んだ強盗だったが、数日後にサーカスエリアの近くにわざわざ訪れ、「こんなに大ごとになるとは思わなかった」などと書かれたメモを添えて返しにきたという。『9News』などが伝えている。
南オーストラリア警察が今月19日、奇妙な盗難事件が発生し情報提供を求めるためにその詳細を公表した。
「4月18日午後4時半から19日午前9時半までの間に、何者かによって黄色い“ビッグバード”のコスチュームがスバートンのサーカスエリアから盗まれました。現場近くのポート・ロードには数枚の羽根が残されていました。この件について何か知っていることがありましたら、警察までご連絡ください。」
“ビッグバード”とは、子供向け番組『セサミストリート』でお馴染みの背の高いキャラクターである。盗まれたのは人が中に入れる着ぐるみだったようで、そのサイズは2メートル13センチとかなり大きい。しかも蛍光色に近い黄色でかなり目立つはずだが、誰にもバレずに盗み出されてしまったというのだ。
この事件は多くのメディアや地元のニュース番組が取り上げ、大きな話題を呼んだ。サーカスは公演期間中だったので、メインキャラクター抜きで公演が行われていたという。
そして今月21日早朝5時前、警察が周囲をパトロールしていたところ、暗闇に紛れて暗い色の服を着た2人組の男が盗まれたビッグバードと思われる物を運んでいる姿を発見した。
男らはサーカスエリアの近くにあった配電盤にビッグバードを乱暴に置くと、