今月3日の夜、米ペンシルベニア州にある一軒家の玄関先に置かれていたライオン像が2人組によって盗まれた。しかし2日後、警察により監視カメラの映像が公開されると、2人組は思いもよらない行動に出たのであった。『CBS Philly』『USA TODAY』などが伝えている。
3日の午後10時46分頃、ペンシルベニア州ウェスト・チェスターの一軒家に怪しい2人組が現れた。1人はパーカーのフードを被っており、閉まっていた門をそっと開けると玄関先に置かれていたライオン像に近づき持ち上げた。
その後、車の気配に気づいた2人は一度門の外に出て様子をうかがっていたが、車が通り過ぎるのを待ってライオン像を抱えると足早にその場から姿を消した。
それから2日後、ウェスト・チェスター地区警察がこの家の監視カメラの映像をFacebookに公開し、犯人の情報提供を呼びかけた。すると投稿から24時間もたたない5日の夜10時22分頃、監視カメラは新たな映像を捉えたのだ。
映し出されたのは2日前のあの2人組で、まるで動画を逆再生させたかのようにライオン像を抱えて敷地内に入ってきた。2人ともフードを深めに被って手袋をはめており、手早く門のそばにライオン像を下ろすと、玄関先に“あるもの”を置いて走り去っていった。
その“あるもの”とはヒナギクやユリ、カーネーションの花束と謝罪の手紙だった。
「親愛なるライオン像の持ち主様へ」で始まる手紙はきちんとタイプされており、