ヨーロッパの北マケドニア南部の村で今月中旬、顔が2つある珍しい子牛が誕生した。それぞれの子牛の顔には目が2つ、鼻が1つ、口が1つあるが、耳は左右に1つずつで脳も共有しているという。『Daily Star』などが伝えている。
北マケドニア南部のビトラに近いクラヴァリという村の農家で16日早朝、2つの顔を持った子牛が誕生した。
農家を経営するヴァスコ・ペトロフスキーさん(Vasko Pestrovski)は「朝早く、『お産が始まりそうだ』と聞いてね。母親から出てきたのは、顔が2つある珍しい子牛だったんだ。すぐに獣医を呼んだよ」と当時を振り返る。
ヴァスコさんから連絡を受けて駆けつけた獣医サショ・ジョージェフスキーさん(Sasho Gjorgjievski)は、子牛について「脈拍、血圧、呼吸、体温を示すバイタルサインは良好で、臓器もしっかり機能しています」と明かしており、次のように述べたという。
「この牛のような異常がある場合、生まれてすぐに亡くなってしまうケースがほとんどです。成長するにつれ、ニーズも変わってきますし、この子が生き残れるかどうかはまだわかりません。ただ長く生きることを願っています。」
なお子牛が誕生した後の様子は動画に収められており、スタッフからミルクをもらう姿などを垣間見ることができる。
サショさんは「子牛は他の個体と同じようにミルクを探して飲むことができるし、自分の足でしっかりと立ち、歩くこともできます。これには驚きましたね」とその生命力を称え、