白内障の手術を行い治療に励んでいた犬は、治療の甲斐なく片目を摘出することになってしまった。飼い主が目の部分に手芸用の目玉シールを貼り付けることを思いつき、その写真をSNSに投稿すると、眼球摘出という逆境に負けず元気に過ごす姿が瞬く間に大きな反響を呼んだ。『LADbible』などが伝えた。
英ノーフォーク州ディス在住で獣医助手として働くエイミー・ヒギンズさん(Amy Higgins、26)は、ある時ネットで黒目の部分が動くようにできた手芸用の目玉シールが販売されているページを見つけた。
「これを見た時、“サムソン(Samson、7)”にプレゼントするのにピッタリだと思ったの。」
そうエイミーさんが話すサムソンというのは、イタリアン・グレーハウンドという種類でエイミーさんの愛犬だ。サムソンは右目に白内障を発症し、治療を続けていたという。
「4,000ポンド(約60万円)かけて症状改善のための手術を行いましたが、それでも次第に眼圧が高まっていきました。点眼薬による眼圧を下げる治療も行いましたが、良くなるどころかサムソンの目は曇っていき、サムソン自身も辛そうにしていました。こうした経緯から、眼球摘出をすることがサムソンにとって最善の方法だと決断したのです。」
「左目も白内障になっていましたが、手術のおかげで視力を取り戻すことができました。サムソンは右目を摘出してから何回か壁にぶつかったりしていましたが、すぐに片目が無い生活に慣れていきましたね。」
エイミーさんは、