留守宅の玄関前に荷物が届けられると、家主が帰るまでに盗まれてしまうケースは欧米では少なくないようだ。そんな窃盗犯にうんざりした家主がある仕掛けを思いつき試してみたところ、大きな撃退効果をもたらしたという。『Inside Edition』『Metro』『Mirror』などが伝えている。
米ワシントン州タコマに暮らすジェレミー・バーロウさんは、愛車ジープラングラーの部品をたびたび注文するものの玄関先から盗まれることにうんざりしていた。そこでこれまで被害に遭った復讐の意図も込めて、憎き窃盗犯らにある仕掛けをすることにした。
ジェレミーさんは12ゲージ散弾銃の空包と釣り糸を使った仕掛けを作り、玄関先に設置した。外見上はまるで届けられたばかりの荷物のように見える。しかし弾丸は込められていないものの、玄関前に置かれたこの箱が動かされると発砲したような大きな音がする仕組みになっており、箱を盗もうとする者は予期せぬ音に驚かされるというわけだ。ジェレミーさんによると、このからくりボックスは昨年から改良が重ねられ、現在は“Blank Box(ブランク・ボックス)”という正規商品として日本円にして約5,600円で販売されているという。
『Inside Edition』によると、ジェレミーさんは1年半の間にからくりボックスを使って15回も窃盗犯を撃退しているそうだ。しかもこの2週間以内に2回も引っかかった未遂犯までいるというのだ。「なぜ、この家だけがそんなに窃盗被害に遭うのか」と疑問が浮かぶところだが、それについてジェレミーさんは「この映像は全て本物です。うちの家は大通りに面していますから狙われやすいのです」と話している。
動画を見ると、