『スター・ウォーズ』シリーズの実写ドラマ『マンダロリアン』に出演した女優ジーナ・カラーノ(38)を解雇したことを、制作元のルーカスフィルムが発表した。ジーナは以前からSNSでの不適切な発言が物議を醸しており、ツイッターでは彼女の解雇を求める「#FireGinaCarano」がトレンド入りしていた。
ルーカスフィルムは現地時間10日に声明を発表し、同社が手掛けるDisney+のドラマ『マンダロリアン』に出演するジーナ・カラーノを解雇したと伝えた。ジーナは同作のシーズン1と2で強力な女性戦士キャラ・デューン役を演じていた。
同社の広報担当者は「ルーカスフィルムは現在、ジーナ・カラーノを雇用しておらず将来、彼女を雇用する予定もありません。彼女のソーシャルメディアでの投稿は、文化的や宗教的アイデンティティに基づいて人々を誹謗中傷するものです。忌まわしく、容認できるものではありません」と説明している。
ジーナは過去にSNSでドナルド・トランプ前大統領への支持やトランスジェンダーへの嫌悪、反マスク派のミームと見られる投稿が問題視され、ツイッターではジーナの解雇を要望する「#FireGinaCarano」運動が巻き起こっていた。そして最近、今の政治情勢をナチス政権下のドイツと比較する投稿をしたため、その動きがヒートアップしたのである。既に削除された投稿で、ジーナはこのように綴っていた。
「ユダヤ人は路上で叩かれていた。ナチスの兵士達によってではなく、隣人や時には子供達によって。歴史が編集されたため、現代人の多くはナチスの兵士が何千人ものユダヤ人を簡単に駆り集めることができるということを知らない。政府は最初に、ユダヤ人だというだけで簡単に隣人を嫌うように仕向けた。それが政治的見解のために誰かを嫌うことと、どのような違いがあるのだろう。」
ジーナの発言に対し、