バッキンガム宮殿は現地時間19日、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が今後、公務を行う“ワーキング・ロイヤル”の立場に戻ることはない―との声明を発表した。昨年3月31日をもって高位王族から引退し、その後1年間を移行期間としていた夫妻だったが、これで王室から完全に離脱する形となった。有名企業と大型契約を締結したり、テレビ番組への出演が予定されていたりと最近の夫妻はハリウッドセレブのような露出が目立っているため、ある王室コメンテーターは「英王室を汚す存在」「ウィンザー家よりもカーダシアン家との方が共通点が多い」など夫妻を猛烈に批判している。
先日、現在保持している軍の名誉称号や役職などが返上される予定であることが報じられたヘンリー王子・メーガン妃夫妻。この結論に至った背景には、エリザベス女王が「夫妻が王室の職務から離れれば、公務にともなう責務を今後も果たし続けていくことは不可能」と判断したためであり、女王自らがヘンリー王子・メーガン妃夫妻宛てにその旨を書き記したとされる。
「彼らの決断には全員が悲しんでいますが、公爵ならびに公爵夫人が今後も愛される王室メンバーであり続けることに変わりはありません。」
声明文は、愛する孫夫妻に対するそんな思いやりの言葉で締めくくられているが、のちに代理人を通じて発表された夫妻側の声明には、
「私達はその誰もが、奉仕の人生を送ることができます。奉仕は万人のためのものです。」
と記されていたため、これが「女王に対して無礼すぎる」「揚げ足を取るな」など批判を浴びることとなってしまった。
そんな中、王室コメンテーターのダレン・グライムス氏は『Express.co.uk』に対し、人々を魅了し続けていた由緒ある英王室を「ヘンリー王子とメーガン妃が汚している」と痛烈に批判。また「Netflix」ら有名企業との大型契約やテレビ出演など、