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writer : ac

【海外発!Breaking News】鼻ピアスからB型肝炎ウイルスに感染した女性、重症化し目覚めたら肝移植が終わっていた(米)

鼻に付けた60ドル(約6400円)のピアスによって、38歳の女性が命の危機に晒された。女性は鼻ピアスが原因でB型肝炎ウイルスに感染し、それが重症化して劇症肝炎を起こしていた。『CBS New York』『Mirror』などが伝えている。

米ニューヨーク市クイーンズに住むシングルマザー、デーナ・スミスさん(Dana Smith、38)は昨年11月、ショッピングモールで鼻に小さなダイヤモンドのピアスを付けた。

約1か月後、デーナさんは食欲が低下し腹痛にも悩まされるようになったが、パンデミックのため「そのうち治るだろう」と病院に行くことを躊躇していた。しかし次第に水を飲むことさえつらくなって血を吐き始め、「何かがおかしい」とニューヨーク市のロングアイランド・ジューイッシュ・メディカル・センターを訪れた。

検査の結果、デーナさんは肝臓が広範囲で壊死して縮小する「劇症肝炎」を起こしており、早急な肝移植が必要であることが判明。ノース・ショア・ユニバーシティ病院に転送されると、すぐに薬による昏睡状態に置かれた。

薬による昏睡状態に置かれたデーナさん(画像は『Mirror 2021年2月26日付「Woman’s nose piercing infection led to urgent liver transplant after organ rotted」(Image: ABC7NY)』のスクリーンショット)

同病院の肝臓病医療センターの移植ディレクターであるルイス・テッパマン医師(Dr. Lewis Tepperman)は「劇症肝炎は、それまで健康であった人がウイルス感染などで急速に肝機能が悪化するもので、発症から2か月以内には昏睡状態に陥ります。デーナさんの場合は一刻も早い肝移植が必要で、転院から48時間という奇跡的な速さでドナーが見つかり、手術に至りました」と当時を振り返り、

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