北アイルランドの南部に住む3歳の女の子が、贈り物としてもらったピアスを3日間外さなかったことで感染症を起こした。「こんな恐ろしい思いはもう懲り懲り」と母親は警告の意味を込めて語っている。『Metro』『Mirror』などが伝えた。
アーマー州アーマーに暮らすアメリア・モロニーちゃん(3歳)は、赤い羽を持ち金色で可愛らしくコーティングされた小さなテントウムシのピアスをプレゼントされた。それから3日間、アメリアちゃんは「プレゼントとしてもらった特別なものだから…」と頑なに外すことをこばみ、母親のシアラさん(28歳)もあまり気に留めることなくそのままにして放っておいた。
しかし幼稚園へ行く準備をしていた3日後の朝、アメリアちゃんのピアスを外そうと耳に手をやったシアラさんは、娘の耳たぶに固いボールのような塊があるのに気が付いた。そしてピアスを外すと耳から血が滴り落ち、アメリアちゃんが着ていた制服を真っ赤に染めた。
「アメリアの耳が腐り落ちるんじゃないかと思った」というシアラさんは、耳が腫れあがり「痛い、痛い」と泣き叫び続ける娘を医師のもとに連れて行ったものの、そこでは手に負えず近くの総合病院を紹介された。担当した看護師は「感染症でもう少しで耳たぶを失うところでしたよ。ピアスにこれほど激しく反応したケースは初めてみました」と驚いていたという。
問題のピアスには死んだ組織の塊が付着しており、アメリアちゃんは耳を消毒してもらい抗生剤を1日4回飲んで様子をみることになった。
医師に「最悪の場合、美容形成手術をする必要もあります。ピアスでアレルギー反応を起こす人は少なくありません。安いピアスには注意が必要です」と言われたシアラさんは、「もし1週間あのままにしていたらと思うとゾッとします。いつもは金メッキのピアスを買い、夜には必ず外していました。問題があったことはありません。でも今後は娘にはピアスはさせません」と述べ、「より多くの人に安物のピアスの危険性を知って欲しい」と訴えた。
なおこのピアスを購入した友人がオンライン・マーケット「イーベイ(eBay)」の販売店に問い合わせたところ、