世界中で無くなることのない親による子供への虐待行為だが、助けの声をあげることのできない子供にとって周囲からの救いの手が重要になってくる。このほどアメリカのレストランで、息子に料理の注文をさせない親を不審に思ったウエイトレスが機転を利かして行動を起こしたことにより、少年を親の虐待から救うことができたという。『The Sun』『New York Post』などが伝えている。
米フロリダ州オーランドのブラジルレストラン「Mrs. Potato」で今月1日、両親から虐待を受けていた11歳の少年が同レストランのウエイトレス兼マネージャーであるフラヴィアン・カルバルホさん(Flaviane Carvalho)によって救われることとなった。
フラヴィアンさんは当時、テーブル席に座る家族の対応をしていたが、少年だけが料理を注文していないことに違和感を覚えたそうだ。フラヴィアンさんはレストランの料理がその子にとって問題があるのかと思い、両親に声をかけたところ、少年の父親から「自宅で食べるので彼の注文はいらない」と告げられたそうだ。
しかし少年は痩せて見えるうえ、眉間に大きな引っ掻き傷があったことからフラヴィアンさんは一抹の不安を拭えなかったようだ。すると数分後に再び少年の顔を見ると、目の横に殴られたような痣ができていたという。
「明らかにおかしい」と感じたフラヴィアンさんはメモ用紙に「あなたは助けが必要ですか?」と殴り書きし、そのメモを彼の両親に気づかれないように少年に見せた。すると少年はうなずいたという。
フラヴィアンさんは少年が両親から虐待を受けていることを確信し、