11月27日の放送で最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『エール』で藤堂清晴先生役を演じたシンガーソングライターの森山直太朗が、ドラマ出演者による「『エール』コンサート」のオフショットをインスタグラムに公開した。最終回はNHKホール(東京都渋谷区)を舞台にした特別編で、主人公のモデルとなった福島市出身の作曲家・古関裕而が作り上げた名曲を出演者が歌い繋げて幕が下ろされたのだ。
主人公・古山裕一(窪田正孝)の音楽の才能にいち早く気付き、作曲家の道へ進むことを応援する小学校時代の恩師・藤堂清晴役を好演した森山直太朗。演技経験は2014年の『HERO』(フジテレビ系)第2シリーズの第1回、2020年1月~2月に放送された『心の傷を癒すということ』(NHK総合)と決して多くはないが、温厚で芯の強さを感じさせる藤堂先生役はまさにはまり役だった。音楽に携わる役柄だったがちゃんとした歌唱シーンは一度もないままドラマは進み、森山がその歌声を響かせたのはラストの出演となるビルマの戦場であった。その優しく美しい歌声と後に彼が銃弾に倒れるシーンは、戦争の残酷さをより際立たせていた。
最終回の「『エール』コンサート」は司会を古山裕一が担当。『船頭可愛いや』を村野鉄男(中村蒼)のギター伴奏で佐藤久志(山崎育三郎)が歌い上げた。また『栄冠は君に輝く』では、藤堂と佐藤とのコラボが実現した。
その古山、村野、佐藤の“福島三羽ガラス”と藤堂との4ショットが、