アメリカではまもなく感謝祭のホリデーを迎えるが、今年はパンデミックの影響で例年のような豪華な食事を用意できない家庭も少なくない。そんななか米時間22日、ジョージア州アトランタ在住の俳優兼プロデューサー、タイラー・ペリーが生活困窮者のために食料やギフト券を5000家庭分用意し、無料で配布するという活動で注目を集めた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、アメリカでも失業者が急増している。感謝祭ホリデーを目前に控えた今、フードバンクなどが運営する生活困窮者向けの食料支援会場に詰めかける車の長蛇の列が見られる。七面鳥やポテト、パイなど毎年豪華な食事を振る舞いホリデーを祝っていた人の中には、今年は日々の食事すらままならないという状況の人も多く、感謝祭前の週末には全米各地で様々な支援活動が行われた。
そんな中、自身の所有する映画製作スタジオの公式ページに「11月22日の午前8時から正午まで、食料の無料配布イベントを開催します」「先着5000家庭分の食料とギフト券を用意しています」となんとも太っ腹な告知をし、注目を集めたのがジョージア州アトランタ在住の俳優兼プロデューサー、タイラー・ペリーだ。タイラーが米時間20日に、
「このホリデーシーズンに支援が必要な人達のために、ドライブスルー・イベントで保存のきく食料品やギフト券を配布します。当日会場で会いましょう!」
とのメッセージとともに「Tyler Perry Studios」の公式Instagramにポスターを公開したところ、当日は大勢の人達がスタジオに詰めかけ、周辺には多くの車が長蛇の列をなす事態となった。地元メディア『AJC』によれば、この車の列はアトランタのダウンタウン南約8キロにも及び、