カナダ出身の人気俳優ライアン・レイノルズが、このほど同国北部ヌナブト準州にある学校の生徒達にパーカーやウインターブーツ、帽子・手袋など約300名分を寄付していたことが分かった。日頃から積極的にチャリティー活動を行っているライアンには、今回も「尊敬しかない」「“救世主”再び!」と称賛の声が集まっている。
きっかけは今年9月半ばにカナダのイヌイット系シンガー、ベッキー・ハンさんがあげたツイートだった。
「私の故郷にある、幼稚園から12年生(日本の高校3年生)までが通う学校が、スノーパンツ(防寒ウェア)を必要としています。1~2組でも寄付してくださる方はこちらの住所までお願いします。」
ハンさんは自身のTwitterにカナダ北部ヌナブト準州アークティック・ベイにある学校「Inuujaq School」の住所を記載し、そう呼びかけた。
「私は何か特別なことを期待していたわけでもなく、ただそうツイートしました。でもそれが意外な方向へと発展したのです。」
ハンさんによるツイートが、カナダ出身のハリウッドスター、ライアン・レイノルズの目にとまったのだ。ハンさんはライアン・レイノルズと名乗る人物から「ツイートを見ました。どうすれば力になれますか?」とメッセージが送られてきたそうで、初めはまさか“あの”ライアンだとは夢にも思わなかったという。しかしのちにこの人物が正真正銘のライアン・レイノルズだと知り、「Inuujaq School」のグレッグ・デュラント校長とライアンを繋げたそうだ。
「私は心を動かされました。人々が耳を傾け、ライアンが協力を申し出てくれて…ライアンはヌナブトに住むイヌイット達のことを気にかけてくれているのです。」
ハンさんがそう語れば、デュラン校長も
「それはもう本当に興味深い体験でした。『ライアン・レイノルズと申します。冬の防寒具で必要なものは何ですか』っていうメールが来たんですよ。そこから彼と何度かメールのやり取りをしました。」
とライアンとの交流をそう明かしている。
その後、ライアンはカナダ発祥の高級ダウンブランド「カナダグース」にコンタクトを取り状況を説明、