タレントをリモート出演に切り替えるなどの対応に追われた。
緊急事態宣言解除後はスタジオ内にアクリル板を設置して、ロケ先ではタレントがマスクやフェイスシールドを着用することでなんとか番組を維持している。舞台やコンサートに関しても、収容人数の制限や検温などの感染予防対策が行われている。
しかし芸能界での感染拡大は止まらず、10月に入ってからも広瀬すず(22)、中川大志(22)、阿部サダヲ(50)らがPCR検査で陽性判定を受けた。そのような現状を受けて、一部の視聴者からは「テレビスタジオの出演者の間にアクリル板あっても、空気は共有してるから結局のところ…」「最近テレビで芸能人がフェイスシールド付けてロケとかやってるけどさ、無意味にしか思えない」など心配の声があがっている。
SNSでは「アクリル板置いてあったり、リモート出演っぽく演出してみたり、あの“やっている感”が気持ち悪い」という厳しい声もあるように、確かに“やっている感”は否めない。もちろんテレビ局側もアクリル板やフェイスシールドで完全に感染が防げるとは思っていないだろう。しかし何かしら対策をとらないと番組が制作できないのだ。
8月に放送された日本テレビ系『24時間テレビ』では、番組スタッフを対象に大規模なPCR検査を実施した。当番組は1人の感染者も出さずに無事成功したが、日本テレビはその際のノウハウをまとめたマニュアルを作成して番組作りに活用しているという。制作側も必死だ。
今回のイベントで肥後が「シールドなしで上島さんがケンカしてチューをやると、世界が平和になったってことですから」と語っていたが、一日も早くそのような日がやって来ることを多くの日本国民が願っている。
(TechinsightJapan編集部 すぎうら)