インドネシア、ジャワ島ジャカルタ在住の地質学者コルチノイ・パサリブさん(Korchnoi Pasaribu、38)が、東南スラウェシ州ブトン島で捉えたある部族の写真が注目されている。インドネシアに住むほとんどの人々が茶や黒の瞳を持つ中で、ブトン島先住民であるこの部族は鮮やかな青い瞳を持つ者が多いのだ。『Oddity Central』などが伝えている。
17000超の島から成るインドネシアは、490ほどの民族集団が暮らす多様な文化を持つ国として知られる。そんなインドネシアの中で19番目に大きなブトン島を先月、14歳から写真を撮り始めたというアマチュアカメラマンのコルチノイ・パサリブさんが訪れた。
本職はニッケル鉱山での地質調査で「写真はあくまでも趣味」と語るコルチノイさんは、2019年からインドネシアの多様な民族や文化に焦点を当ててカメラに収めてきた。そんなコルチノイさんが今回訪れたブトン島では、珍しい青い瞳を持つ先住民のある部族を撮影し、これがSNSで評判となって拡散した。
コルチノイさんはInstagramに投稿した写真に「彼らの美しい青い瞳は『ワーデンブルグ症候群(WS)』によるものである」と言葉を添え、次のように説明した。
「私の一番好きな色は青。ダークな肌に鮮やかな青は非常にユニークだ。しかしながら部族のみんなが青い瞳を持つわけではない。彼らの目は強い光には繊細だが、視力への影響はない。また毛髪の一部が白髪になったり、30歳前に白髪化が始まるなどの症状も見られるようだ。」
なお医療・健康情報を提供するウェブサイト『MedlinePlus』によると、