タイの医師が先月、Facebookに投稿した写真に多くの注目が集まっている。それは3歳女児の鼻の奥に小さなボタン型の電池が詰まっている様子を捉えたものだったが、女児の鼻腔は電池の液漏れによって痛々しく爛れていた。『7NEWS.com.au』などが伝えている。
先月27日、タイ在住のアラック・ワングォラチャット医師(Arak Wongworachat)が患者である3歳女児の症状についてFacebookに投稿したところ、関心を集めることとなった。
投稿された写真のうち1枚は女児の頭部全体を撮影したX線写真だったが、鼻のあたりに小さなボタンのようなものが写っていた。どうやら女児は、腕時計などで使用されるボタン型の小さな電池を左の鼻の穴から奥に入れてしまったようだ。
女児の母親は受診する数日前に娘の鼻のあたりから異臭がすることに気づいていたが、まさか電池が詰まっているとは思いもよらなかったようだ。また異臭の他にもイビキをかいたり、突然息切れするような症状が出ており、女児が泣きながら痛みを訴えるようになったため病院に連れてきたという。
X線写真を確認したアラック医師は、のちに「この子はラッキーだったよ。電池は副鼻腔に挟まったままで気管に落ちることはなかったが、もしそのまま気管に入っていたら命を落としていたかもしれない」と明かしている。
電池は鼻の奥に入ってから数日が経っていたようで、すでに液漏れが始まっていた。そのため女児は麻酔をかけられて手術で電池を摘出することになった。しかも電池の液漏れによって周囲の組織が爛れており、