歌姫マライア・キャリーがこのほどインタビューのなかで、自身の2つの楽曲にまつわる疑惑について真相を明かした。長年のファンの憶測通り、その2曲はやはりマライアがかつて恋愛関係にあった超大物メジャーリーガーのことを歌ったものだったようだ。
米出身歌姫マライア・キャリーの回顧録『The Meaning of Mariah Carey』が今月29日に出版される。マライアは同著のなかで、家族との確執やバイレイシャルという自身のアイデンティティーに悩んだ過去、また華々しいデビューを飾った“シンデレラストーリー”などについて語っているほか、男尊女卑や権力との闘いといったミュージック業界の舞台裏や自身が過去に受けた精神的虐待などダークな面についても赤裸々に告白しているそうだ。
そんな『The Meaning of Mariah Carey』の出版に先立ち、マライアはこのほど『Vulture』のインタビューに応じ、著書についてのディテールを明かしたのだが、なかでも1997年にリリースされたスタジオアルバム『Butterfly』に収録されている『The Roof』と『My All』にまつわる“あの疑惑”について自ら語った内容が注目を集めている。
『The Roof』は辛い日々を過ごす中である人物に思いを馳せる強い恋心を歌詞に込めており、マライアがその人物と雨降る夜に過ごしたビルの屋上での思い出を歌ったものだ。当時のマライアは元ソニーミュージック会長のトミー・モトーラ氏と婚姻関係にあったが結婚生活はすでに破綻しており、マライアはニューヨーク・ヤンキース所属のデレク・ジーター選手(当時)との熱愛が噂されていた。そのため「辛い結婚生活から逃れられない苦悩と別の相手に安らぎを求める歌詞が、マライアの現状と重なっている」「『The Roof』はジーター氏のことを歌った曲なのではないか?」とファンの間で憶測が飛び交うことになった。その憶測についてマライアはこの20数年間固く口を閉ざしてきたが、