ネタを披露する前に「このネタがなかったら解散していたかもしれない」と振り返った。コンビ結成時は「ボケ&ボケ」で漫才をしていたが笑いが取れず、ようやく「ボケとツッコミが正解だと気づいた」のが今回披露したネタ「美容師」である。
当時から約16年の間にいろいろなことがあった。山崎静代は2006年に映画『フラガール』での演技が評価され本格的に女優として活動するようになり、2007年にボクシングをはじめるとNHK木曜ドラマ8『乙女のパンチ』(2008年6月期)への出演を機に本格的な指導を受け、C級ライセンスを取得して2012年のロンドン五輪を目指したほどだ。
一方で山里亮太はテレビ番組のMCやナレーターを中心に活躍して人気タレントとなり、南海キャンディーズでの活動は少なくなった。やはり山里にとって最も大きな出来事は2019年6月に女優の蒼井優と結婚したことだろう。
そんな山里亮太と山崎静代が久々に披露した漫才「美容師」は、全身を使って暴れる山崎に手を焼く山里という構図がハッキリしてさらにパワーアップしていた。MCの笑福亭鶴瓶や本田翼は傍らで見ながら終始笑っており、よほどツボにハマったようだ。
山崎がボクシングのボディーブローを思わせるパンチを繰り出せば、山里が「絶対に明かされたくない過去」に触れられて「止めてくれ!」と嫌がる姿に妻・蒼井優への後ろめたさが漂ったりと、時の流れに応じてネタを変化させている。そんな南キャンの漫才を見て、今田耕司は「磨きがかかってましたね」と評していた。
ちなみにTwitter上では「南海キャンディーズ 美容師 野生の猪久し振りに見た やっぱおもろい ガチのボクサーの拳w」、「南海キャンディーズは好きなんだけど今日のはあんまり面白いと思わなかった」、「テレビ観なすぎて…南海キャンディーズさんのネタを今日初めてみました笑 おもしろいね」など様々な反響が見受けられた。
画像2枚目は『南海キャンディーズ しずちゃん 2020年7月25日付Instagram「久しぶりに漫才やらせていただきました。。。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)