ドイツの動物園で誕生した、全身の毛が白いアルビノのカンガルーの赤ちゃんが行方不明になっている。捕食動物に捕らえられた際の血痕などは見つかっておらず、何物かに盗まれた疑いが強まっているという。『ABC News』『Metro』などが伝えた。
ドイツ西南部にあるカイザースラウテルン動物園(Kaiserslautern Zoo)で今年7月、アルビノのカンガルーに赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんも母親と同様に、全身の毛が白いアルビノだった。
“Mila(ミラ)”と名付けられたカンガルーの赤ちゃんは、その可愛らしい姿から動物園の人気者になっていた。しかしミラは突然、いなくなってしまったのである。現地時間8月19日の朝はミラの姿が確認されていたが、夜になって飼育係が作業を終えようとしたところミラはどこにも見当たらなかったという。
現地警察は「我々はあらゆる観点から捜査を進めている。盗まれたと断定はできない」とコメントしている。
動物園長のマティアス・シュミットさん(Matthias Schmitt)は、母親のそばを離れることは滅多になかったミラの行方を捜すため、人々に助けを求めることを発表した。
シュミットさんは母親のお腹の袋からミラが顔を出している写真をSNSで公開し、情報提供を呼びかけた。そしてミラが行方不明になったことについて、