約40年間、同じ場所で写真を撮り続けている中国の父娘の写真が『Bored Panda』で紹介された。写真は娘が1歳だった1980年から2019年までのもので、温かい家族の成長記録は多くの人に感動を届けている。
中国・江蘇省鎮江市出身で1954年生まれの華允慶さんと娘の華華さんが、同市にある塔影湖の前で最初に写真を撮ったのは1980年のことだった。允慶さんは当時、毎年同じ場所で娘と写真を撮るようになるとは考えもしなかったそうだが、翌年に偶然同じ場所で撮った写真を見て娘の成長を実感。その後、塔影湖前で毎年写真を撮ることが父娘の慣習となった。2人は華華さんが日本へ留学した1998年を除き、約40年間写真を撮り続け、中国のメディアでも何度か取り上げられた。
以下、写真とともに父娘の人生の軌跡の一部を紹介する。
1980年。26歳の允慶さんと1歳の華華さんの最初の1枚。8月に友人宅へ親子3人で遊びに行った際に立ち寄った塔影湖前の写真で、後方に金山寺が見える。
1981年。家族で夏に湖に泳ぎに行き、同じ場所で記念写真を撮る。華華さんが2歳になり、1年で娘の成長を実感した允慶さんは、翌年も写真を撮ることを決意した。
1985年。華華さんは6歳となり、写真がカラーになる。爽やかな允慶さんの笑顔が印象的だ。
1988年。華華さんは9歳で小学校にも慣れしっかりとしてきた印象だ。允慶さんは34歳頃。
1993年。ショートだった髪を伸ばした中学生の頃の華華さん。39歳になる允慶さんの髪型も変わったようだ。
1996年。少し前から眼鏡をかけ始め、ふっくらとした印象の17歳頃の華華さん。允慶さんは働き盛りで世界を飛び回っていた。
1998年。華華さんは日本へ留学中で、この年だけ允慶さんが写真を合成した。
1999年。華華さんは20歳になり、もう少しで45歳の父の背に追いつきそうだ。