エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】斎藤工の宣伝力がすごい 無名だった永野のDVDを編集し現場で配る ラッセンネタにも助言

「けなしながらも笑っている自分がいるのは事実。これはすごいことになるんじゃないか」とヒットを確信したという。

その頃TBS系演芸番組『日10☆演芸パレード』に出演した永野は、司会をしていた斎藤工と出会う。オンエア上では容赦ない言葉を浴びせた斎藤だったがその後、斎藤が監督を務めた映画への出演を全く売れていない永野にオファーしてきた。そこでラッセンネタを披露したところ、斎藤が「こっちの方が面白いじゃないですか!」と演芸番組でのネタよりもイケると断言したのだ。曲は同じでもいろいろな歌詞のパターンを永野は映画用に披露したが、実際にその映画『バランサー』(2014年)でもラッセンネタが使われている。これで自信をつけた永野はライブでもラッセンネタを中心にやり続けるようになった。

また永野は、感謝の気持ちから斎藤工の誕生日に自分のネタを集めたDVDをプレゼントしたそうだ。すると「工くんがいろんな撮影現場でそれをコピーして配ってくれた」と永野が明かすと、スタジオでは「えーっ!」「すごーい!」と驚きの声があがった。それも渡す人によって「この人にはまだ伝わらないかなと思えばソフトバージョン、こういうクセのある芸が分かるだろうなという人にはハードバージョンと自分で編集して宣伝隊長やってくれた」と永野は感謝する。この斎藤の宣伝力には生徒の平成ノブシコブシ・吉村崇も「すごいな…」とつぶやいた。ホリプロを辞めたときには、それまで「永野さんはすごいな」と言ってくれた後輩もさっといなくなったという。斎藤工の存在はそんな永野にとって全幅の信頼を寄せられる心強いものだったのではないか。

楽しそうな斎藤工と永野(画像は『MANRIKI 2019年12月10日付Instagram「宮崎県の皆様」』のスクリーンショット)

こうしてブレイクした永野だが、その後も斎藤との関係は続き、2019年は斎藤工と永野、俳優で音楽プロデューサーの金子ノブアキ、映像クリエイターの清水康彦が集い、プロジェクト「チームMANRIKI」を結成。斎藤工が主演で永野も出演している映画『MANRIKI』は、永野の原案・原作に、プロデューサー・斎藤工、監督・清水康彦、劇中音楽は金子ノブアキが担当している。撮影以外にもプロモーションや舞台挨拶で斎藤も永野も穏やかな楽しそうな笑みを見せていて、さらに親密になったようだ。

画像は『MANRIKI 2019年11月27日付Instagram「テレビ出演情報」、2019年12月10日付Instagram「宮崎県の皆様」、2019年11月15日付Instagram「仲良しショット」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

仲が良いというチーム万力(画像は『MANRIKI 2019年11月15日付Instagram「仲良しショット」』のスクリーンショット)

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